上賀茂神社のお詣りがもっと楽しくなる厳選5ネタをご紹介
今回は世界遺産の一つであり、京都で最も古い神社である上賀茂神社です。あらゆる災難や不運を払う、厄除けの神様として、毎年多くの参拝者が訪れます。山城(京都府南部)の地域で最も社格の高いとされる山城国一宮(いちのみや)であり、格式の高さが一目で分かる、風格のある神社です。新しい事に挑戦をする時、周りの環境が変化する時、良いご縁に巡り合いたい時に、参拝するのがおすすめです!この記事では、参拝するのがもっと楽しくなる、厳選した5つの小ネタをまとめました。「京都三大祭り」の「葵祭」も行われる、京都で最も有名な神社の一つである上賀茂神社で、たくさんの良いご縁に恵まれ新たなスタートが切れるよう、お手伝いができると嬉しいです!
上賀茂神社の二の鳥居を入ると、正面にとてもきれいな二つの円すい型の砂山が出てきます。これを「立砂(たてずな)」と言います。砂をまいて土地やお家を清める「清めのお砂」は、この「立砂」から始まったと言われています。左右対称で、神々しくとても美しいです!
「立砂」は、御祭神である賀茂別雷大神 (かもわけいかづちのおおかみ)が降臨した「神山(こうやま)」に因んでいます。左に3本、右に2本挿されている松の葉は、「神山」の松の木に例えられているそうです。「立砂」の後ろには、歴代天皇や斎王、上皇が参拝前に装束等を整えた「細殿(ほそどの)」という建物が有ります。「立砂」と合わせて、その厳かな清められた雰囲気を楽しんでください!
上賀茂神社は、境内に小川が流れる珍しい神社です。どの鳥居から入っても、本殿には必ず川を渡ってたどり着くようになっています。手水舎から左手に本殿に向かって行く小さな橋が「樟橋(くすのきばし)」、別名「長寿橋」です。一見、大きな岩を置いたように見えるのですが、大木だった樟の化石から作られたそうです。渡るだけで長寿になるという言い伝えがあります。
境内では二つの川が合流していますが、北側から流れてきているのは、「御物忌川(おものいがわ)」です。神事に使う祭器を洗い清める川です。厄を洗い清め、浄化するパワーがありそうですね。東側から流れているのは、「御手洗川(みたらしがわ)」です。身を清める川と言われていて、「葵祭」の前儀にあたる「御禊(みそぎ)の儀」の際には、十二単を着た斎王代が両手をひたして身を清めます。
「御物忌川」と「御手洗川」は合流し、「ならの小川」となります。さらに、境内を出ると「明神川」と名前が変わります。これだけ短い間に何度も名前が変わる川は、なかなか無いのではないでしょうか。是非川の水に手を浸して、その強い浄化パワーを感じてみてください。
たくさんある上賀茂神社の摂社の中で、第一摂社の「片岡社」は縁結びの神様で有名です!葵の葉っぱの形をした絵馬は、可愛らしいハート型に見えます。後姿の紫式部と和歌が書かれていて、源氏物語の世界が身近に感じられるようです。いつもこれ以上かけるところが無いというくらいぎっしりと飾ってあり、ご利益がありそうですね。
片岡社の御祭神は、上賀茂神社のご祭神である賀茂別雷大神の母、「玉依比売命(たまよりひめのみこと)」です。恋愛だけではなく、安産や子宝にもご利益があります。
参拝の際には、鈴にも注目してみてください。巫女神楽で使われるものを模していて、軽やかでさわやかな音色が響きます。鈴の紐も二本ありますので、恋人と一緒に鳴らしてみてはいかがですか?
上賀茂神社の屈指のパワースポットと言われているのが、「岩上」です。手水舎から右手にある橋を渡り、すこし奥に入った所にあります。中に入れないように、縄で結界が張られています。「岩上」では、葵祭の際に宮司が勅使と対面されて、御祭文に対する「返祝詞」が奏上されるそうです。
「岩上」は、上賀茂神社の信仰の原点とも言われていますが、自然がそのままあるべき姿として神社と荘厳に調和している上賀茂神社ならではの、パワースポットではないでしょうか。
上賀茂神社にお詣りの際には、「渉渓園」に寄って「願い石」から強いパワーをいただきましょう!「渉渓園」には、龍の住む池があったと言われていて、その池の底から出てきた「陰陽石」である「願い石」は、とても強いパワーを持っているそうです。両手で同時に触れて、一心にその古代からの力をいただきましょう。神聖な気持ちになります!
「渉渓園」には、樹齢300年以上もある「睦の木」(むつのき)という神木もあり、清浄な空気に満ちています。ひとつの根から何本もの木の幹が伸びていて、仲の良い家族の象徴とされているそうです。
「渉渓園」は、平安時代の様式を真似て作られた庭で、「曲水宴」という平安朝の貴族の遊びも行われます。自然の木や石、流れる小川が全て、風流で雅な雰囲気を醸し出しています。和の癒しを求めて京都に来られた方に、とてもおすすめです。
上賀茂神社には大きな駐車場がありますので、車かバスで行くのがおすすめです。
住所:京都市北区上賀茂本山339
電話:075-781-0011(8時半~17時)
バス:
・4系統上賀茂神社行き バス停「上賀茂神社前(御薗口)」
・46系統上賀茂神社行き バス停「上賀茂神社前(御薗口)」
・北3系統京都産業大学行き バス停「上賀茂神社前(御薗口)」徒歩1分
・9系統西賀茂車庫行き バス停「上賀茂御園橋」徒歩3分
・37系統西賀茂車庫行き バス停「上賀茂御園橋」徒歩3分
まとめ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。行って良かったおすすめの神社、上賀茂神社の厳選5ネタを紹介させていただきました。「清めのお砂」のの始まりとなった「立砂(たてずな)」を見たり、樟の化石から作られた「樟橋」を渡って長寿を祈願したり、紫式部も参拝した「片岡社」で縁結びをお願いしたりと、楽しくご参拝できる見どころがたくさんある神社です。また、上賀茂神社屈指のパワースポットである「岩上」や「渉渓園」を見る事で、周りの自然と厳かに調和されている上賀茂神社の神々しさも実感できるかと思います。境内を流れる小川や「願い石」に手を触れて、厄を流しパワーをもらって帰ってはいかがでしょうか。新しい事に挑戦をする時や良いご縁に巡り合いたい時におすすめの上賀茂神社に、是非参拝して、古都の和の癒しを満喫してください!
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