八坂神社のお詣りがもっと楽しくなる厳選5ネタをご紹介
今回は地元の人たちからも「祇園さん」の愛称で親しまれている、八坂神社です!数多くの困難を乗り越えた、力強い神様である素戔鳴尊(スサノオノミコト)を御祭神とする八坂神社には、本殿以外にも様々なご利益を持つ境内社が祀られています。八坂神社の「西楼門」からは京都で最も賑やかな四条通りが西へと伸びており、国内外問わず多くの観光客が訪れます。桜の名所である丸山公園も隣接しているため、春には祇園さんの桜をお目当てに、より一層多くの参拝者が集まる超人気スポットに。運が良ければ、可愛らしい舞妓さんにも会えるかもしれませんね。厄除け、縁結びにご利益がある八坂神社には、周りの環境が変化する時、新しい事に挑戦する時に、参拝するのがおすすめです!この記事では、参拝するのがもっと楽しくなる、厳選した5つの小ネタをまとめました。いつも多くの人で賑わい、地元の人にも愛され続ける八坂神社で、たくさんの良いご縁に恵まれ新たなスタートが切れるよう、お手伝いができると嬉しいです!
八坂神社の「本殿」の下には池があり、青龍が住んでいるという言い伝えがあります。龍の住処は「龍穴」と言われ、大地の気が集まっているそうです。お詣りをするとたくさんのパワーがもらえそうですね。
東の柱の上の方には、「龍吼(りゅうぼえ)」という、龍の頭の彫り物が有ります。この柱の前で西を向いて「パン」と手を打つと、拍手の音がひときわ大きく響くと言われています。この音は木彫りの龍の鳴く声だそうですが、本殿に参拝の際には是非、この龍の鳴く声も聞いてみてください!
「本殿」の建築様式は「祇園造」と呼ばれる、八坂神社独自のものです。本殿と拝殿が檜皮葺で入母屋造の大きな屋根で覆われていて、現在の「本殿」は、承応3年(1654)に4代将軍徳川家綱によって再建されました。国宝にも指定され、江戸時代の建造物である「本殿」で、歴史ある古社の風格を楽しんでください!
八坂神社のお祭りは、日本三大祭りの一つである「祇園祭」です。千年の伝統を誇る「祇園祭」は、疫病退散を祈願し、平穏な日々を願うお祭です。7月から1ヶ月という長い間、さまざまな神事や行事が催されますが、中でも一番盛り上がるのが17日に行われる「山鉾(やまほこ)巡行」です。「山鉾巡行」は、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。さすが古都京都を代表するお祭りですね!
「祇園祭」の名物と言えば、「厄除けちまき」です。「厄除けちまき」は、毎年祇園祭の時だけ販売される疫病のお守りで、災難を除ける為に一年間玄関先に飾ります。それぞれの山鉾によって、模様やご利益が異なりますので、複数のちまきを飾っても楽しいですね!
※2021年度の祇園祭山鉾巡行は、中止になりました。他の行事も日々、状況が変化していますので、必ず最新情報をご確認ください。
青龍が住んでいる池(龍穴)があるという言い伝えがある「本殿」の下からは、パワーあふれる御神水「力水」が湧き出ています。境内の東側にある大神宮社(だいじんぐうしゃ)の前に、趣のある竹筒から流れているのが、この「力水」です。手で触ってみると、体中が浄化されるような、清浄な気持ちになれます!
「力水」を飲み、境内社の「美御前社(うつくしごぜん)」へお詣りすると美人になれると言われていますが、残念ながら“飲用は出来ない”と書かれてあります。ペットボトルに入れて持って帰って、パワーストーンや空間の浄化に使われてみてはいかがですか?定期的に身の回りのものに「力水」を振りかけるだけで、八坂さんのパワーが宿っていい事がありそうです!
「美御前社(うつくしごぜん)」の前にも、御神水「美容水」が湧き出ています。2、3滴を肌に付けるだけでも、「肌も心も美しくなる」ご利益があるそうです。「力水」と合わせて肌に付けると、美しくなる効果が倍増しそうですね!
京都のメインストリートの一つ、四条通の東側の突き当りに出てくる朱色の鳥居が、祇園神社の「西楼門(にしろうもん)」です。楼門というのは、二階造りで下層に屋根のない門のことです。「夜叉門」「籠門(かごもん)」とも言われています。石段の上に建つ荘厳とした風格と、四条通から入る参拝客が多い事から、「西楼門」が正門だと思われることも多いようですが、正門は石鳥居のある「南楼門」の方です。
朱色が鮮やかに映え、京都の代表的な撮影スポットの一つである「西楼門」ですが、この門には蜘蛛の巣が一度も張ったことが無いと言われています。雨だれもしないため、石段に雨だれの跡がつかないとも言われていますが、どうでしょうか。確かにこの美しい門を実際に通ってみると、大きなパワーを持っている気がします。
歴史ある「八坂神社」には、不思議な言い伝えがある石があります。本殿東の「大神宮社(だいじんぐうしゃ)」内にある「二見岩」です。並んだ二つの社の内宮と外宮の間にある岩で、地上に出ている部分はそれほど大きくは見えません。ところがこの小さな岩は、地中では地軸に届くほど深く伸びていると言われています。そんなに巨大な岩とは、驚きますね。「大神宮社」は、伊勢神宮の御祭神である天照大御神と豊受大御神を祀っていて、社には伊勢神宮の廃材を使っているそうです。是非合わせてご参拝してみてください!
もう一つの不思議な石は、夜中に泣くと言われている「夜泣き石」です。日吉社(ひよししゃ)本殿前の木の根元にあります。声をあげて泣くそうなのですが、どのように泣くのでしょうか。八坂神社は夜も境内に入ることが出来、提灯などがライトアップされていて、昼とは違った雰囲気が味わえます。夜に参拝をして、「夜泣き石」を訪れてみてはいかがでしょうか。日吉社は、境内の鬼門の方角である北東を護っていて、厄除けのご利益があります!
八坂神社には電車やバスで行くのがおすすめです。車で行かれる方は、専用の駐車場が有りませんので、周囲の有料駐車場を利用してください。
住所:京都市東山区祇園町北側625番地
電話:075-561-6155(9時~17時)
電車:
・京阪本線「祇園四条」駅より徒歩で約5分
・阪急京都線「阪急河原町」駅より徒歩で約8分
バス:
・市バス100系統 バス停「祇園」
・市バス206系統 バス停「祇園」
まとめ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。行って良かったおすすめの神社、八坂神社の厳選5ネタを紹介させていただきました。青龍が住んでいる池があると言い伝えられている「本殿」で「龍吼(りゅうぼえ)」を聞いたり、「祇園祭」で手に入れた「厄除けちまき」を玄関に飾ったり、美人になれる御神水「力水」と「美容水」を肌に付けて「美御前社(うつくしごぜん)」にお参りしたりと、八坂神社は楽しくご参拝できる見どころが満載です。また、蜘蛛の巣が張ったことが無い「西楼門(にしろうもん)」や地軸まで達する岩「二見岩」、夜中に泣く「夜泣き石」など、歴史ある古社にふさわしく、不思議な言い伝えも多くあります。周りの環境が変化する時、新しい事に挑戦する時に参拝するのがおすすめな八坂神社に是非参拝して、伝統ある祇園の街と共に妖しさと華やかさを満喫してください!
コメント